三脚は大きくて重い、けどちょっとした時に欲しいと思うことがあります。シャッターチャンスは一瞬なので、気軽に持ち歩けるミニ三脚が欲しいなと思い、マンフロットのミニ三脚PIXI EVOを購入しました。購入して1年以上が経ちましたので、PIXI EVOの使用感等をレビューしたいと思います。ミニ三脚が欲しいなと思っている方のご参考になれば幸いです。なお、結論から言うと「買い」だと思います。小さいながらも安定感があって、お値段もお手頃です。
マンフロットのミニ三脚PIXI EVOの基本情報
まずはマンフロットのミニ三脚PIXI EVOの基本情報です。
メーカー | マンフロット |
段数 | 5段 |
雲台 | 自由雲台 |
耐荷重 | 2.5kg |
素材 | アルミニウム |
脚ロック方式 | ボタン |
全高 | 105~200mm |
本体重量 | 250g |
マンフロットは三脚で有名なカメラのアクセサリーメーカーです。イタリアのメーカーということもあってお洒落な三脚が多い印象です。実際にPIXI EVOも機能的かつ見た目もお洒落だと思います。それでいて三脚としての機能はしっかりしています。耐荷重は2.5kg、脚の角度は2段階、脚の長さは5段階変えられるので、とても安定感があります。私はカメラはNikon Z5、レンズはNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sをよく使っています。これらの組み合わせはトータルで1,090g(675g+415g)になりますが、2.5kgまで耐荷重があるため安定しています。雲台も自由雲台で使いやすいです。
PIXI EVOの外観
実際にPIXI EVOとNikon Z5とNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sを載せた状態を見ながら解説したいと思います。

PIXI EVOは見た目も良いと思います。ミニ三脚という名は伊達ではなく、コンパクトで軽くて持ち運びが楽です。リュックにポイっと入れられるので、気軽に持ち運べます。

PIXI EVOは脚をもう一段階開くことができます。ベタっと足を広げられるので、重いフルサイズのカメラとレンズでも安定します。特にローアングルで撮ることができるのも良いポイントだと思います。

PIXI EVOは脚の長さを5段階に調整できるので、足場に合わせて調整ができます。

PIXI EVOに直接カメラを取り付けても良いですが、写真のようなクイックリリースクランプがあると便利です。私はカメラにL字プレートをつけているので、アルカスイス互換のL字プレートで横でも縦でもスッと取り外しができてとても便利です。これは絶対におすすめしたいコンビネーションです。

PIXI EVOにフルサイズのNikon Z5とNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの組み合わせを乗せました。ミニ三脚と言ってもフルサイズのカメラを乗せても安定しています。

L字プレートとクイックリリースクランプがあると、縦構図が楽になります。

L字プレートやクイックリリースクランプが無くても、PIXI EVOの自由雲台は90度に倒すことができるので、カメラを縦向きにすることもできます。ただしさすがにカメラが重くてうまく脚を調整する必要があります。
こんなところで使えるPIXI EVO
ミニ三脚ってどんなところで使うのかと思われるかもしれませんが、結構使えます。例えば海沿いの堤防の上。

堤防は意外と高くて普通の三脚だとかなり大きい物が必要になりますが、PIXI EVOなら堤防の上に乗せるだけでOK。とても手軽で良いです。

落とすと大変なので、PIXI EVOの脚をしっかりベタっと広げて安定させると安心です。

PIXI EVOはローアングルで撮れるのもグッドポイントです。ミニ三脚は高さが無いのがデメリットかもしれませんが、ローアングルで撮ることでむしろそれをメリットに変えることもできます。

PIXI EVOはちょっとした所にも置けるので、撮影の自由度が高くなります。
PIXI EVOを使って撮った作例
PIXI EVOを使って撮った作例です。マジックアワーの夕日や夜景など、シャッタースピードを遅くしたいときに三脚は効果抜群です。ミニ三脚があるだけで写真の幅が広がります。





まとめ
ManfrottoのPIXI EVOはコンパクトで軽く、それでいてフルサイズのカメラを支える安定性があります。持ち運びが苦にならないし、場所によってはむしろミニ三脚でないと置けないこともあるので、とりあえず1台あると撮影の幅が広がります。お値段も5,000円くらいのお手頃価格なので、購入の価値は十分あると思います。
以上、ManfrottoのPIXI EVOのレビューでした。ご参考になれば幸いです。
以下は今回使用した機材です。





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